【あるべき接客】「お客様を待たせるな」それはそうだけどさ
じゅくの先生、みなみです。
どちらかというと接客業に携わってた方が長いです。
レストランや結婚披露宴は、料理よりも接客が気になる、完全な職業病です。
先日の誕生日会のもの
接客が楽しい
接客業を離れていた時期がありました。
で、事務や派遣を経て今はまた本格的に接客に戻りホテルでも働いているのですが、
楽しい。
昔いやなことがいっぱいあったのに、楽しかった。
一期一会の人に、ささやかな美味しさやゆったりした時間、ちょっとした幸せを提供できる感じ。
短い時間の付き合い。おしゃべり。
終わってしまう瞬間この時間を惜しいと思えるし、
お客さんがふっと立ち上がり、扉の外へ行けば、席に漂う寂しさ。
あとカフェで働いているときは、ショーケースの中にいっぱいケーキやペイストリー、並べ終わった時のあの、食べ物がギューギューに入っているのを見るのが幸せだった
もちろん良いことばかりじゃない。
なめられてアゴで使われる、怒られたり、怒鳴られたり
(もちろん自分が悪いこともある)
職業病
接客業をやっていると、日常生活でも人のふとした言動に敏感になる
- お金を投げ渡す
- 店員に見下すタメ口
気になる…
逆に自分。
相手の気持ちを害さないために、自分の一挙一動に過敏になる
そんなの気にしてないやろ、みたいなことにも敏感に
何回もすみませんとか、ありがとうございますとか、いっちゃう。
職業病②
多くの飲食店(特に大手チェーン)は薄利多売だから
「一定時間のあいだにどれだけ数を回転させるか」が利益的に大事。
たとえばピークタイム、食後のコーヒーまで終わっているのに、いつまでも席を立たない人は「居座っている」とされ、嫌煙される。
だから自分。
客側のときは、常に周りの混み具合を意識。
混み出すと思わず立ち上がりたくなる(>_<)
飲食店が意識する「回転率」
上記のようなこと(職業病②)が、店側にいたときにおこった。
ゆったりアットホーム系のカフェで働いていたとき、
入り口の外に長蛇の列ができていても、なかなか立たないお客さんがいた。
「あの人たちが立てば、次の人が呼べるのに」
と、しびれをきらして、同じカフェのスタッフが話す。そうだね、と共感しつつ、まぁ、別にいんじゃない。とも思った。
接客業やってたり、ちょっと察した人は、店が混んだら席を立たないと、みたいな意識が働く。けど、それはあくまで自分の好意で、つまり好きでやってることで、だがらお客様に求めたり、それに従わない人を非常識扱いするのも違うかなって。程度にもよるけど。
その二人がどういう状況で会ってるかわからない。コーヒーが飲み終わっても、今話してる話が二人にとってはすごく大切な話かもしれない。
楽しく、各々のカフェの時間を過ごしてもらうのが目的だから。
その人たちのペースで、いいんじゃないかなと思う。常識の範囲なら。
(この常識の線引きがあいまいだけど)
つまり、食後のコーヒー飲んだからって、3分以内に立ち上がらないといけないわけじゃないっておもう
東京で時間制限のカフェとかあったけど、なんつーか、時間に縛られることに慣れちゃうよね
「待つこと」
接客業の人って、大なり小なり
店の外でお客さんを待たせたり、並ばせることに罪悪感をもってる。
だから、早くしないと、って思ってる。
よく自分で決めて並んでるのに
「こんなに待たせて!」て怒ってる人いるけど
待たせたくて待たしてるわけじゃないんだよ。当たり前だけど。
たとえ、立て続けにお客さんがお会計終わって、帰って、席が空いたとしても、
そのとき料理出しが詰まっていたら片付けよりそっちを優先する場合もある。
お客さんはまってくれても、料理はまってくれない(冷める)
だから逆に自分がレストランを待つときは、あくまでも待つことへの余裕がある時だ。
自分が待ってる時に勝手にハードルをあげて、中のスタッフの動きをあれこれ
批判したり、怒ったりするような気持ちの状
態は、自分が不幸になる。
精一杯、お席が早くできるように努力はします。
だけど、いろんな中のバランスがあっての接客だし、ご案内だから、
そこは理解してほしい。自分自身の幸せな時間のためにも。
つぶやきでした。
おわり。