自然とじゅくとワタシ

ワーホリ@バンクーバー 31歳「夢見る夢子」。子ども向けオンライン学習カウンセリングをはじめる。彼おさるとの共同生活。

【生徒と先生】辛い失敗も、何か1つ見出して、次に活かすしかないよね

じゅくの先生、みなみです。

今日から仕事復帰です。

 

今回は、まだ家庭教師の駆け出しの頃の話です。

今も、このケースについてよく考えます。

 

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ある中学生の生徒がいました

 

その子の理想(こうなりたい)を聞いた上で

それに基づき具体的な目標を定め、中長期的な目標を立て、毎週、宿題(1日ごとの)を課しました。

現状と比べ理想は高めだったので、それ相応の量の宿題を出したと思います。

(当時は、現在よりもかなり生徒を管理していました)

 

あまりよく話すタイプではなかったので、

私から色々聞いたり、最近始めた楽器の話をしたり、実際に演奏してもらったり。

その子に興味をもつことが大事だと思っていたので、積極的に聞きました。いえ、聞いたつもりでした。

 

親御さんとも3人で色々勉強のことを話したり、

親御さんと2人きりでも、色々不安なところを聞いたり、

こまめに話すようにしていたつもりでした。

 

ある日の出来事がきっかけだった

 

ある日、その子が「少し勉強がだれているな」と感じた時がありました。

私は、その時、現実的に今のペースでは間に合わないことを伝えました。

夜10時ごろ。その子の口数がさらに少なくなり、わたしは少し強い語気で続けたと思います。

たぶん、これ言わないと…と思って。

 

お母さんがたぶんその子がうつむいている様子をみて、マズイなと思ったのか、

「もう時間も遅いですし…」と横から静止しようとしましたが、私はそれでも続けました。

 

 

責任感をもって

                                                                                                                                                                                 

後日事務局から電話があり、「次回から来なくていい」となりました。色々と彼から説明がありましたが、生徒さんからのコメントに「ひじをつきながら、教えていることが気になった」と。

 

 

 

ひじ…(´-`)

 

 

事務局の人は優しく、フォローも入れながら、遠回しに言ってくれましたが、

 

誠意を感じられなかったらしく」

「もう少し責任感を持って、授業に臨んでいただけるといいかなと…」

 

 

責任感…(´-`)

ショックでした。

ショックのあまり、事務局の彼に言い訳めいた八つ当たりをしました。彼は慌ててフォローを入れてくれましたが…この時の私の言動はお恥ずかしいくらい子供じみたというか、冷静さに欠け、全然プロじゃなかった。自分の仕事に言い訳なんて、すべきではないのです。プロなら。

 

彼女と、彼女のお母さんとのそれまでを思い返しました。

その子と親子で一緒にヨガにいったこともありました。いっしょにご飯をご馳走していただいたこともありあました。もうすぐ誕生日で、パティシエの友達に誕生日ケーキをお願いしていました。その後、ケーキだけクール便で送って、お母さんと少しメールでやりとりしたのですが、それっきり。

 

あれから5年です。 

あの子はいまどうしているのでしょう。気になりますが、私から連絡をする勇気もありません。

 

                                                                                                                                                                                 

きっと彼女は色々積もっていた

 

ひじのことや、彼女を責めてしまった日の夜のことは、おそらく氷山の一角に過ぎなかったのでは、と思います。彼女は色んなことを感じやすいタイプの子でした。彼女はその前から、色々思うところがあったと思います。

何がいけなかったのだろうか?

 

わたしから真剣さが伝わらなかった?というか、真剣だった?

 

「ひじをつく」という行為自体もそうですが、きっとそもそも私の態度全体から「真剣さが伝わらなかったこと」が問題。ひじをつく、というのは、場合によっては真剣に「う〜ん」考えているとも捉えられます。でもその場合は、先生が真剣に親身になっていると相手方が信じている前提がある時です。

きっとそうは見えなかったのでしょう。

 

もっと、彼女の立場になるべきだった?

 

今思うと、彼女としてはかなりの量の宿題を課され、それをやっても、先生は「丸つけをしてない」といわれ、丸つけをしても、「丸つけをするだけでは意味がない、解説もよんで自分でなんで間違えたか考える」という主旨のことを口すっぱくいっていました。

その子のキャパシティなど考えながら、柔軟にやれなかったという点では反省があります。結局、上から正論を押し付けても、その子の力になっていなくては意味がない。

 「なんだ、こいつ」ってなれば、その子にはどんな言葉も届かない。

 

 

まとめ:信頼関係を結ぶことが大前提なのだと

 

そもそも彼女と私が性格的に合わなかった部分や、単に色んなことの間が悪かった可能性もあります。縁が無かったのかな、とも。

今も分からないことが多いです。

 

ただ結局は、プロとして信頼関係が結べなかったなと。

 

  • 仕事が始まれば、どんな子とも信頼関係が結べないといけない
  • 関係が構築されてない時は、うまく距離感をとらないといけない

当時は、私が大した信頼関係も構築できないまま、距離を縮めすぎ、言うべきタイミングを間違えたと思います。

 

 

 

あの経験を思い出すだけでも、胸が痛くなり、辛いです。いたた…

あの時があったから、と言えるように、今はその経験を活かすしかありません。

はい。活かすしか(´-`).。oO(2回目)

肥やしになるはずなので…。

 

 

 

おわり。

 

 

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